探し物 -SPOF-

いろんなものに存在する、SPOF (single point of failure、 単一故障、単一脆弱点)を探して、mitigation (緩和)する方法を考えます。

安倍元首相の警備

安倍元総理が奈良市参院応援演説中に狙撃されて亡くなりました。

ご冥福をお祈りします。

狙撃時の様子をTVで放映していて、何度も見ました。

グレーの半そでTシャツを着た容疑者(41歳にしては若い男、元海上自衛隊員)は安倍氏の後ろから回って手製の銃で一発撃っています。

容疑者は拳銃を打つ経験がある模様。

銃は手製でプラスチックの破片が周りに散ったという。

安倍氏選挙カーの上でなく、安全地帯の踏み台に立って演説していました。(場所があるいです:360度まわりから狙われます)

安倍氏は1発目の音がしたので後ろを向いたといいます。

2発目が胸に命中した模様です。

 

問題は、

安倍氏は360度周辺から狙われそうな場所に聴衆より高いところで演説していない。

もし選挙カーの上であれば立ち位置が高ければ、拳銃でもよく狙わないと当たらない。

・背後の警備は手薄だった(人数とか、警備としてスキルの高い人物が当たっていたか確認が必要です)

犯人は、安倍氏の後ろ側の道路をゆっくり渡って歩きながら黒い鞄から拳銃を取り出して両手で2発発砲しています。SPはことのとき何もできていません、道路は交通量が多くありません。

警備に問題があった模様です。

元総理なので警備も手薄(人数、警備する人物の能力が高くなかった)だったと思われます。

アクセス数ゼロ

 

hirogogo3.hatenablog.com

アクセス数を見るとゼロでした。まあ、いいです。

頭を鍛えて書いていきます。

 

さて、

老齢ドラーバーのアクセルとブレーキの踏み間違えについて書いてみます。

基本的には車のアクセルとブレーキペダルの位置に問題があります。右にアクセルペダル、左にブレーキペダル。それも近くにあって、両方とも右足で踏み込みますね。ドライバーに誤りやすいことをさせています。そういうものを運転しているという意識をドライバーは持つべきなのです。

さて、その踏み間違えですが、車が動き出して危ない(スピードが出すぎて危ない)と思い、車を止めようと思ってアクセルペダルをブレーキペダルと間違えて思い切り踏んでしまうのが原因です。本人はブレーキを踏んでいるつもりですが、実はアクセルだったのです。

これがわからくなったら、運転免許を返上するのがよいでしょう。老人だけでなく、若いドライバーもありうることです。厚底の靴はいていたら、足裏感覚が鈍いため、ペダルを間違いやすいし、ブレーキペダルがもともと遊びのないブレーキだったら、(おかしいなとも思わず)、アクセルを踏み込んでしまいますね。(2つのペダルを識別するためにある、アクセルとブレーキペダルのあそびの違い。これ大事です)

機能の異なるものを近くに配置するな。

異なる機能を同じ操作でさせるな。

は基本なのですが、車はさせていますね。

ブレーキペダルが左側にありすぎると、右足で踏むのに時間がかかのでだめです。

いまさらながら、オートマ車を普及、そしてそれを運転する場合、運転方法を変えてブレーキを左脚で踏むようにすればよかったと思っています。左脚遊んでいますしね。(ただ、右効きの人、うまく加減してペダル踏めるでしょうか。その昔、マニュアル車を運転するときは、左脚でクラッチペダルを踏んでいましたが、勢いよく踏んでましたね。何事も練習なのでできるようになるでしょう。左足は右脳が指令をだすので、練習すれば右足より早く踏めるようになるでしょう。ただ、加減がうまくできるか不安もあります。運転技能としていまさら変えられても困るので、ここで書いたことはできない相談でしょう)

 

90歳を超えたドライバーもいるこのご時世、センサー使って、障害物クルマの周辺にある場合、アクセルを強く踏むとブザーでドライバーに知らせたり、急発進がでなないようになっているのですが、このシステム開発に膨大な費用かけていますね。おそらくは100%大丈夫ではなく、センサーは車のバンパーにくまなくついていないので、センサーが感知できないと衝突する恐れがあります。

発車前に、車の前後に居る小さい子供をセンサーで感知できますでしょうか。

これは、発車前に周辺の安全確認を怠ったドライバーに責任があります。

事故を起こすのはヒューマンエラーですので、日ごろから安全意識を持つ、安全確認を怠らない、ペダルの踏み間違いをしないように、運転しやすい靴を履く。

もしくは、ペダルを踏むときの感覚をよく足に覚えさせる。

年取ると感覚が鈍るので困ったことです。

 

そして、究極は、アクセル踏んだら「アクセル踏んでます」。

ブレーキを踏んだら「ブレーキ踏んでます」。

と音声で知らせてくれるとよいです。

もしくは、アクセルとブレーキペダルの踏み込みの違いをステアリングの握り(グリップ)の振動の違いで教えてくれてもよいです。グリップの位置が変わるので、振動場所も変えられるにようにすればよい(これ発明ですか!?)

 

SPOF

私は、機能安全(Functional Safety , FuSa)関連の仕事をしています。

この仕事を始めるまでは、SPOF(single point of failure)という言葉を知りませんでした。

SPOFは安全を阻害する原因の1つのため、SPOFの芽を刈り取らないといけません。刈り取りができなければ、芽がでても安全が損なわれないようにしなければなりません。

機能安全は機械とか電気・電子システムなどが対象のため、世にいう「機能安全」からはそれてしまいますが、新型コロナウイルスを例に挙げて説明してみます。

・1つの細胞がXXウイルスに感染することをSPOFとする。

・SPOFが死に至る病を発生する(たった一個の細胞がウイルスに感染して死に至る病を発生するかどうかはわかりません。おそらく複数の細胞のウイルス感染すなわちMPOF:multiple point of failureが正しいのかもしれません)。

とすると、

・XXウイルスが細胞に入り込んでも、抗体が細胞内のウイルス増殖するのを防ぐ。すなわちウイルスが細胞には入りこんでも死に至る病を発症しない。もしくは死に至る病を発症しない。

ようにするのが、安全(健康)維持する仕組みだったのです。

その抗体を作るために接種したワクチンはミチゲーションだったわけですね。

世の中には、

SPOFで多くの人の生命が奪われたり、会社が潰れたり、国が亡んだりします。

世の中で発生する不幸せな事象のSPOFまたは(MPOF)のケースをみつけ、すでに防御として行われているミチゲーション(それがない場合は何が必要か)を考えていきたいと思っています。