探し物 -SPOF-

いろんなものに存在する、SPOF (single point of failure、 単一故障、単一脆弱点)を探して、mitigation (緩和)する方法を考えます。

単一障害点を起こさないために

このブログのテーマ、単一障害点(たんいつしょうがいてん。英: single point of failure、SPOF)を起こさないためにはどうすればよいのでしょうか。

SPOFとはその単一箇所が働かないと、システム全体が障害となるような箇所を指します。

単一障害点を完全に回避することは不可能ですが、単一障害点のリスクを最小限に抑えることができます。

以下に、その方法をいくつか挙げてみます。

 

リダンダンシー(冗長性)の導入

システムに冗長性を導入することで、単一障害が発生した場合でも、システムの機能を維持できます。たとえば、複数のコンピューターをクラスター化して運用することで、1台のコンピューターに障害が発生しても、他のコンピューターが代替として機能することができます。

 

フェイルオーバーの導入

フェイルオーバーとは、障害が発生したシステムの機能を自動的に別のシステムに切り替えることです。たとえば、サーバーの冗長性を確保し、障害が発生した場合には別のサーバーに自動的に切り替えることで、システムの可用性を確保できます。

 

信頼性の高いコンポーネントの選択

単一障害を回避するためには、信頼性の高いコンポーネントを選択することが重要です。たとえば、ハードディスクドライブの場合、RAIDと呼ばれる技術を使って、データを複数のドライブに分散保存することで、障害が発生した場合でも、データの復旧が可能になります。

 

システム監視とメンテナンス

システムの監視と定期的なメンテナンスを行うことで、単一障害のリスクを最小限に抑えることができます。たとえば、システムのログを監視し、障害が発生した場合にはすぐに対応することが重要です。

 

以上の方法を実施することで、単一障害のリスクを最小限に抑えることができます。ただし、完全に回避することはできませんので、単一障害が発生した場合に備えて、復旧計画を策定することが必要です。