SPOF
私は、機能安全(Functional Safety , FuSa)関連の仕事をしています。
この仕事を始めるまでは、SPOF(single point of failure)という言葉を知りませんでした。
SPOFは安全を阻害する原因の1つのため、SPOFの芽を刈り取らないといけません。刈り取りができなければ、芽がでても安全が損なわれないようにしなければなりません。
機能安全は機械とか電気・電子システムなどが対象のため、世にいう「機能安全」からはそれてしまいますが、新型コロナウイルスを例に挙げて説明してみます。
・1つの細胞がXXウイルスに感染することをSPOFとする。
・SPOFが死に至る病を発生する(たった一個の細胞がウイルスに感染して死に至る病を発生するかどうかはわかりません。おそらく複数の細胞のウイルス感染すなわちMPOF:multiple point of failureが正しいのかもしれません)。
とすると、
・XXウイルスが細胞に入り込んでも、抗体が細胞内のウイルス増殖するのを防ぐ。すなわちウイルスが細胞には入りこんでも死に至る病を発症しない。もしくは死に至る病を発症しない。
ようにするのが、安全(健康)維持する仕組みだったのです。
その抗体を作るために接種したワクチンはミチゲーションだったわけですね。
世の中には、
SPOFで多くの人の生命が奪われたり、会社が潰れたり、国が亡んだりします。
世の中で発生する不幸せな事象のSPOFまたは(MPOF)のケースをみつけ、すでに防御として行われているミチゲーション(それがない場合は何が必要か)を考えていきたいと思っています。