探し物 -SPOF-

いろんなものに存在する、SPOF (single point of failure、 単一故障、単一脆弱点)を探して、mitigation (緩和)する方法を考えます。

理工系離れ

理工系大学より文系大学を出たほうが生涯給与が高いと言われることがあります。

理工系学生の中にその昔、生命保険会社に就職した者がいました(彼は数学科だった?)

楽したい人は今、口(論理)で経営者を丸めこむ現実を知らないコンサルタントになる人が多いと言われています。

 

さて、理工系でもダートなイメージのある工学部。

きつい:実験があって、レポート書くのが大変で徹夜もたびたび(自分もやりました)。

汚い:機械系なら、いろいろな機械部品を触って手が汚れ、服も顔も油まみれになる。(自分はやりませんでした)。化学薬品を取り扱う場合は臭い、やけどしたり(やりませんでした)

危険:電気、機械 まわりには感電や挟み込みなどの危険因子がたくさんある。(自分はやりませんでした)

 

工学系を嫌うのも当たり前ですね。

もしサラリーマンになるなら、このような3Kなことを仕事にしたくない。

であれば、文系で勉強した方がいい。理系でも紙と鉛筆だけでできる仕事に就きたい。

当たり前ですね。多くの人は楽したいですから。

 

さて、

中程度以下の理工系大学入学者の英語の偏差値を見たことありますか?

ひどい。

英語そして国語ができないため、工学部に行くことを余儀なくされてしまった人は多い。

本を読まないバカが工学部に行んだよ。とその昔、からかわれました。

かつての自分もそうでした。

そういう人が今の日本の製造業を支えています。

給料も安いし、残業がないと暮らしていけない。最近は、「みなし残業」という名目でサービス残業しろと言われていて、給料も上がらない。

モチベーションが下がります。だから手抜くのでしょうか?

このままではまずいと思います。

著名の大手電機企業が大リストラするのも彼らを対象にしています。自分のその対象者でした。

年くった割に働いているようで、利益増出に貢献しない。

なまじっか大学ではなく、職人になったほうが、定年もなく、よい人生がおくれるのではないか?と、今更ながら思います。

日本は意外と人生の選択肢が少ない気がします。

その一方で、

この記事で書いたバカを「派遣」社員として雇った方が、リストラしなくて済むし、経費で落とせるので企業として利益がだせると考えている経営者も多い。

勉強しないバカは馬鹿なので、バカな派遣社員を雇っている企業はたいしたこともできずいずれ地盤沈下する。

バカを教育しない大学、企業。バカと気が付かないバカの多い日本の将来は危ないと思います。

今更ながら、バカ脱出のため、本を読み、考え、調べて、賢くなりたいと日々送っています。